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In a kingdom by the sea

Lord help my poor soul

瑠夏とぐるぐる 32

治療室に戻ったアタシをチラチラ横目で見ながら、センセーが言う。
「今、患者二人を繋いでいる。相沢さんに彼のイメージを流し込んでいる」
あの気持ち悪い事を。
「瑠夏、疲れてるだろ?一旦、部屋に戻れ」
アタシはナースにコードを外してもらいながら、
「そうやってると、相沢さんから反応が出てくるの?」
「ん?・・・ん・・・・」
センセーはアイマイに言って、
「・・・・そうなればラクだけど、まぁ、今のところ相沢さんの反応はないな。彼の一方的な『暴走』が続いてるだけだ」
暴走。
センセーはモニターのアタシにわからない線や色や数字を見ながら言う。
それが今の患者さんの『ボーソー』の、『キモチ』のすべて、と言うことらしい。
「部屋に戻らなくていいのか?」
アタシはそれには答えないで、
「これからアタシ、どうすればいいの?」
センセーはモニターから目を離さず言う。
「先ず、しばらくこうして患者を繋いで様子を見る。そのうち相沢さんから反応が見られれば、瑠夏は相沢さんの中に入って彼女を彼の中に導く。あるいは逆に彼の中に入って、彼を相沢さんの中に導く。
今の状態で何も進展が見られないようであれば・・・・瑠夏は先ず彼の中に入る。そして、相沢さんの好みそうな場面に状況を誘導する。相沢さんから反応がある迄ね。相沢さんから何かしらの反応が出てきたら、今度は彼を相沢さんの内面に連れて来る。あるいは相沢さんを彼の中に導く」
「・・・・ややこしいね」
それにキツイ。
「まぁ状況に依る。その都度、こちらから指示する」
「・・・・ねぇ、オレンジジュース飲みたい」
「部屋に運ばせようか?」
「今」
「・・・・君、持ってきてくれ」
ナースが出ていった。
アタシは、
「センセー、アタシ、バイタだって」
「ん?」
「バイタって、どういう意味?」
「子供は知らなくていい」
このモニターの、どの線が、色が、数字が、『弥南瑠夏が恐い』なんだろう。
「ねぇ、相沢さんチってそんなにエライの?」
「ん?・・・・ん・・・・」
アイマイな答え。
「こんな事して、ほんっと大丈夫なの?」
「あぁ」
「アタシは?」
「やっぱり嫌になったか?」
「やるって言ったからやるけど・・・危険はないの?」
センセーはアタシの方を真っ直ぐ見て、
「瑠夏は僕が守る」
言った。
センセーの目を見ながら、他に聞きたいことあった気がする、なんだっけ?って思った。
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テーマ:18禁・官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2015/08/17(月) 09:11:17|
  2. 瑠夏とぐるぐる
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瑠夏とぐるぐる 31

弥南さんが突然現れ、突然消えた。
反射的に怯えてしまったけど、チラッと見た感じでは・・・・・僕を心配げに見ていた。
ほんとうだろうか?
弥南さんのウソ?
それとも、
僕の都合のいい幻視?
・・・・・もう、頭の中がゴチャゴチャだ。
みんながわからない。こわい。
弥南さんがこわい。クラスのみんながこわい。
相沢さんが・・・・とてもこわい。
相沢さんは、言った。
汚してしまった靴下を、舐めてきれいにして?
僕は言われるままに、舐めた。吸った。
みんなに罵られながら。
自分の精液の臭いと、相沢さんの臭いとで頭をクラクラさせながら。
じぶんが、わからない。
言われるまま、用意された首輪をつけられ、四つん這いになってワンワンと鳴いた。
みんなが笑った。
今度は自分でやれ、と言われた。
僕はイヤだと言ったろうか?いえなかったと思う。
せめて首を横に振った?出来なかったと思う。
蹴飛ばされて、ヤレ!早くしろ!チンコ握れ!と急かされた。
僕は四つん這いのまま、握った。
ほら、次のズリネタだよ!と、上履きを目の前に置かれた。
弥南さんの名前がある。
それ舐めながらヤレ!
くすくす。げー・・・・うわっ!マジ舐めてんのっ!汚いっ!げろ~っ!
こいつほんっと何でもいいのな!ドヘンタイ!
あっちゃん、こいつ浮気してるよ~!弥南さんの上履きで勃起しちゃってる!
あはは!(なんて明るく朗らかな笑い声!)ヘンタイの犬だもんねぇ?ね?美味しい?
おいっ!あっちゃんが言ってんだよ!返事しろよ?
・・・・・・・・・・・・え?・・・・・・はっきり言えよ!・・・・・・・(軽蔑しているのに、澄んだ目)・・・・・・(で、期待している目)・・・・・ひ、い?・・・・・・・・え?・・・・・・(僕に期待している目)・・・・・・おいひい?・・・・美味しいってさぁっ!ギャー!上履き舐めて喜んでやんのっ!どう?弥南さん。あんたの上履き舐められちゃってさぁっ!
あの優しかった弥南さんの声が冷たく言う。
キモチワル・・・
言葉は鞭のようにしなって、僕の内側の何かをひっ叩いた。
その刺激で急速にぎゅうっ!と中が締め付けられ、僕は悲鳴を上げた気がする。けれど、まわりの矯声に、罵りに掻き消されてよくわからない。
わからない。
ギラギラした目に囲まれ二度目の射精を罵られ、ヒクつく身体を蹴飛ばされ。
こわい。みんながわからない。
弥南さんの優しかった目、冷たい。あんなに優しかったのに。わからない。
相沢さんの目は、寧ろ無邪気にキラキラしている。わからない。こわい。
わからない。
こわい。
お礼を言えと言われる。僕はありがとうございます、と搾り出す。
自分がわからない。
妙な高揚が、こわい。
  1. 2015/08/09(日) 09:33:39|
  2. 瑠夏とぐるぐる
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瑠夏とぐるぐる 30

まわりの空気が生臭く濁り、僕の、脳ミソまで放出したようなスッカラカンな頭に、聞こえてくる。
「・・・何?この臭い?」
「くっせー!・・・・気持ちワリイッ!」
ののしり。
僕のどうしようもなく溢れた精液をののしっているのだ。
僕は食虫植物によって半壊した蝿のように、動くことすら出来ず、
ウットリと溶けていく。
そんな中、相沢さんは、相変わらず優しい口調で、
「ヘンタイだよね?気持ち悪い男の子だよね?ドロボーでスケベで、生きる価値無いんじゃないかなぁって思うの。みんなどう?」
女の子たちが、
「思う思う!」
「クズ!」
「でも、ウチラって・・・・」
「優しいじゃない?」
くすくす・・・・くす・・・くすくす・・・・
嘲笑が神経をくすぐる。
「・・・・スゴいね、こんなに出して」
「キモチワリイよね、ドロドロ・・・・こんなの出るんだぁ・・・!」
くす・・・くすくす・・・・くすくす・・・・
相沢さんは、
「あ、付いちゃったぁ!」
握ってた手を離して、僕の口元に持ってきて、
「汚いからぁ、舐めて?」
女の子たちがいっそう騒ぐ。
「ゲェ~ッ!」
「マ、マ、ジ?そんなもん・・・!」
細いしなやかな指に付いた僕自身の精液。
それを
僕は・・・
「ぎゃーっ!コイツ、ホントに!」
「うわっ!うわっ!汚い!」
舐め取った。
相沢さんがウットリと僕を見ている。
指をくわえた。
吸った。
苦い。臭い。
甘い。



イメージが止まると、アタシは気分が悪くてその場にへたりこんだ。
そのまま頭がジンジンするなか、やっと携帯が鳴っているのに気づいた。
「も・・・もしもし・・・」
『瑠夏、大丈夫か?』
アタシは、吐き気を押し込むように、
「・・・あ、あんなの・・・」
こみあげるカタマリを飲み込んで、
「い、い、異常だよっ!」
叫んだ。
センセーは、しばらく黙ってたけど、しれっと、
『・・・・・まぁ・・・そうだな』
言うと、
『一旦戻るか?休むか?』
アタシは時間の止まった患者さんの顔を見る。
怯えて・・・アタシに怯えて止まっている。
・・・・こんなんなって、アタシ、どうすればいいの?
センセーはこれは現実じゃない、と言うけど。
病室のモニターの前からじゃ、『JMCG』の向こうからじゃ、この生々しさは分からない。
たくさんの数字の前でセンセーは、患者さんがいくら傷ついてボロボロになっても『治療』すればいい、ココは現実ではないから、と言う。
相沢さんを救うために必要な事。
この患者さんは?
相沢さんのあとに治療する。って、センセーは言った。
どんなにボロボロになっても、責任持って治療するって言ってた。
と、
センセーが言った。
『・・・・まぁ、今から思えば瑠夏のやり過ぎも、悪くなかったかもしれん。これだけ派手な苛めなら、相沢さんも反応するかもしれん』
アタシの胸がズキッ!っと痛む!
やり過ぎって言葉に。
「セン、セー・・・・・アタシ・・・・一旦、帰る」
『・・・わかった』
アタシは携帯を切って、リターンコールを押そうとする。
ゾワッ!っと怖くなる。
アタシは・・・・
このまま現実に戻るのも怖い自分に気づく。
こんな気持ち悪い場所にいたくないけど、現実に戻るのも、
何か、もっと気持ち悪い事になる気がする。
大事なコトを突きつけられる気がする。
現実に戻って、センセーに聞きたいことが・・・こんな『JMCG』内のケータイでのやり取りじゃなくて、センセーに向き合って聞きたいことが山ほどある。でも、
きっとアタシは、そうしたら選ばなきゃいけない。
『・・・どうした?瑠夏?』
ためらうアタシに、センセーがうながす。
『・・・・・瑠夏?まだいるのか?』
「・・・・ううん」
アタシは首を振った。
どっちにしろ、進まなきゃ。
アタシはリターンコールの番号を押す。
プ・・・・プ・・・プ・・・プ・・プ・プ・プ・プ・・・・
機械の音。
番号を押し終えるとまわりが揺らぐ。とけるように暗くなって・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・行かないで、って、誰かが言った。
患者さん?のわけないか。彼はアタシを怖がっている。
ちっちゃな子供の声。
行かないで・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・誰だろう?と思っていると、身体がトロトロだったのが固まった感じがして、
治療室に戻ってた。
「大丈夫か?瑠夏?」
「・・・・休みたい・・・・・」
「そうか」

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  1. 2015/08/04(火) 12:11:07|
  2. 瑠夏とぐるぐる
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18禁。そしてこの作り話と現実は何の関係もありません。ていうか、こんな馬鹿馬鹿しいもん作り話に決まってるだろ!

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