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瑠夏とぐるぐる 26

相沢さんが何言ってるのか全く理解できなくて、まわりも僕に注視しててて、その静まった中を、
「・・・・・え?」
やっと搾り出した僕の声が、ポツンと水に溺れたハエみたいに空気に浮かんだ。
・・・・と、
「・・・・・ぶっ!も・・ぅ・・・!ダメぇ~っ!」
一人が堰を切って笑うと、
一気にみんなの笑い声が渦巻いた。
アハハ!
   キャハハ!
          アハハ!
え?え?え?
みんなを見る。残酷に笑ってる。僕を嘲笑ってる。
相沢さんを見る。優しく笑ってる。それで柔らかく、いつもの口調で、
「みんなぁ~!笑っちゃダメだよぅ!」
まわりをたしなめた。
「アハハ!ごめ~ん!だって・・・・ねぇ?」
「コイツ、面白れ~!まだわかんない?」
「この顔マヌケェ~ッ!」
ゲラゲラ下品に笑う彼女らと相沢さんを見比べると、笑い方は違うけど、
みんなは、虫の羽を取って残酷に遊ぶ笑いのようだ。相沢さんは・・・・・
甘いお菓子にウットリする笑いに見える。
でも、
それは結局、
同じもの・・・?
弥南さんを見ると、
またそれらと別の笑いを笑ってる。乾いた冷たい笑い。
僕を憐れむ・・・いや、蔑む笑い。
脳ミソがぎゅぅっ!っと搾られる。
血が渇く。
ガクガク震えてしまう!
なんだ、これ?
なんで?
なに?

     なに、これ?
      止めて!止めて!
       センセー!
「・・・・止めてぇっ!」


アタシが夢中で叫ぶと、送られてきていたイメージが途切れた。
アタシは時間の止まった患者さんの部屋で、シンとした中、自分の呼吸だけが、は・・・は・・・っとただ荒いのを聞いた。
気持ちわるさにからだがガクガクする。
ちょうくせつ彼のイメージが来たから、アタシの心とゴチャゴチャになったんだ。
それに・・・・
なんだろう、この気持ち悪さ・・・
フツーのイジメより陰湿で・・・よくわからないけど・・・・ヌメヌメしたような、ネバっこい何かが感じられる・・・・気がする。
そして、
アタシじゃないアタシがそこにいた?
・・・・ふと気づくと携帯から、
『瑠夏・・・・瑠夏・・・・!』
アタシを呼んでいる。
夢中でセンセーを呼んで、通話したままになってた。
アタシはグッタリしながら携帯を取って、
「・・・センセー・・・何?アレ」
センセーはやっぱりマヌケっぽい平べったい声で、
『・・・まぁ、あの辺りまでは予想の範囲内だな・・・大丈夫か?』
センセーのきづかわしげな声がまざるけど、アタシはムシして、
「なんで・・・なんでアタシがあそこにいるのよっ!」
『・・・・アレはお前自身じゃない。コッチで作った、お前の影だ』
「なんで?そんなもん・・・・」
『・・・治療の計画のうちだ』
「だってこれじゃ・・・・彼がアタシに怯えて当たり前じゃない!アタシも彼をイジメたって事でしょ?何で・・・」
『瑠夏、言ったろう?今回は瑠夏自身が彼への苛めに参加する。そして彼を苛む彼の中の相沢さんを引き出し、現実の相沢さんとシンクロさせて・・・・』
「それはわかってるわよっ!」
わかってる。わかってた。でも、
彼の中にいっぱいに拡がった悲しさが、恐ろしさが、さびしさが、アタシの中にも拡がって、アタシを震えさせた。
センセーは言う。
『何度も言うが、これは現実じゃない。患者自身もこの事を具体的に覚えているわけじゃない。深層に残ったとしても、コチラで責任持ってしっかりと除去する。『JMCG』内で起こった事は取り返しがつくんだ。気持ちは分かるが、切り替えてくれ。それに・・・』
そうだ、そう言ってた。でも、
「・・・・そんな・・・人の心をモノみたいに・・・・」
アタシが呟くのをムシしてセンセーが続ける。
『・・・・それに・・・・・まぁ、これは彼自身が望んだ展開と言えない事もない』
・・・・はぁ?
「・・・・・・え?・・・・なに?望んだって・・・?」
『勿論、百パーセント、彼がそう願っているというわけじゃないが・・・・ここは彼自身の世界だからな。実際の過去に起こった事は前の『JMCG』の時、回避したが、そこから先は彼自身の中で展開するルートだ。そういう意味では彼が望んだんだと、言えない事もない』
・・・・アレがぁ?!
みんなに笑われて、からかわれて、心をオモチャにされて・・・
『簡単に言えば、自己破壊欲求だな。彼の中にはそれが根強くある。普通はフォロワーがフォローするところを手を引いたんだから、それが起こるだろう予想はしていた・・・・が、どうやらこの先は・・・・何と言うか・・・・』
センセーの声が止まった。
アタシは、乾いた喉から絞り出す。
「・・・なに?・・・な、なんなの?」
『つまり・・・・お前は・・・・その、簡単に言えば、やり過ぎたんだ。まぁ、ここからじゃ僕もデータで想像するしかないが、どうもそうらしい』
やり過ぎ?
たしかにそう言われてたけど、
アタシはからだの中がザワザワするのを感じながら、
「・・・・ど、どういう意味?」
『苛めと言ったって、子供のやる事だからタカが知れてる筈だが・・・・まぁ、今からイメージを送る。また耐えられなかったら言ってくれ。止めよう』
アタシは頭が混乱する。
アタシのやり過ぎのせいって・・・・
「ま、待って!彼、これからどうなるの?!」
『ん・・・簡単に言えば、性的な苛めだ。普通は、実際には、たかが小×生でそこまでいく筈がない。彼の過去に受けた苛めでも似たものはあってもそこまで酷いのはない。お前との事が呼び水になって彼の破壊欲求と結び付いたと・・・・まぁ、考えられる』
・・・・・アタシ・・が?
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テーマ:18禁・官能小説 - ジャンル:アダルト

  1. 2014/08/12(火) 16:44:45|
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